空手の概要
有名な武道である空手とはいったいどんなものでしょうか。 まずこれは琉球王朝時代の沖縄で誕生した拳足による打撃技をかける武道で、古くは唐手とも呼ばれていましたが、1936年に空手という名称に定めると正式決定しました。
その起源は、諸説ありますが、沖縄の手（ティー）という拳法、中国の武術、さらに今の鹿児島の独特の武術などの影響を受けながら発展したと一般的に言われます。
現在のもの
今日行われる空手は、寸止めルールを用いる伝統派と、直接打撃制ルールを用いるフルコンタクト、もしくは防具を着て直接打撃を行う防具つきものなどがあります。 そして、それぞれに様々な流派がありますから、あなたに合うものを行ってください。 フルコンタクト フルコンタクトについてくわしくお話しましょう。 防具を着ず素手と素足で試合を行います。 ただし、顔に対する拳での攻め、金的に対する蹴り、膝に対する関節蹴り、これらの急所攻撃をしてはいけません。 沖縄古来のもの 沖縄古来の空手は取手（トゥイティー、とりて）、掛手（カキティー、かけて）といった関節技、また投げ技や掛け掴み技を取り入れられています。 棒術、ヌンチャク術、釵術といった武器術も併せるのが普通でした。 型と組手 空手の基本構成は型ともと組手ですから、昔から2つを練習することが基本です。 ただし、その基準は時代によって違い、昔は型を重視しましたが、近年は試合制の導入などにともなっり組手を重視するようになりました。 型とは 数十秒から数分間と非常に長く続く型もあります。 修業者はその練習を通じて、基本的な技また正しい姿勢を身につけることができますし、組手の実践に必要な身体動作を身につけることもできるでしょう。 数十もの型の種類がありますし、同じ型でも流派によって違います。 本土と沖縄で相違があるものもあります。
組手について
沖縄では琉球王朝時代から組手が行われていました。 古くは交手と呼んでいましたが、これは組手のことを指すと考えられます。
スポーツライクなもの
昨今では、試合結果の判定をスポーツライクなものとしたポイント制の空手もよく行われます。 また、拳サポーターを色分けすることも多いです。 従来は両者共に白で、赤と白の区別には赤い色の帯を用いていました。 ルールの見直し 審判の立ち位置や人数など含めて、空手のルールは見直されています。 昨今のスポーツ化にともなってそうする必要性が生じたためです。